創刊号(2026年9月)
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ワークスマイルラボ通信
WORK SMILE LABO
創刊号 2026年9月
創刊のごあいさつ
うまくいった話より、しくじった話を。
いつもWORK SMILE LABOを支えていただき、誠にありがとうございます。
このたび、大切なお客様に向けてニュースレターを発行することにいたしました。
仕事をしていると、お客様とは「商品」や「サービス」の話をする機会は多くあります。しかし、それ以上に大切な「私たちが何を考え、どのような想いで仕事に取り組んでいるのか」をお伝えする機会は、意外と少ないと感じていました。
私たちがご提案する上で、最も大切にしているのは、「自分たちが実践したことだけをお客様に提案する」という姿勢です。テレワークも、DXも、AIも、新しい制度も、まずは自社で実践し、成功も失敗も経験した上で、お客様へご提案しています。
創業100年を超える会社ですが、今までのやり方や考え方に縛られるつもりはありません。時代が変われば、働き方も会社の在り方も変化すべきだと考えています。そして、その変化の過程で少しでも良い事例を作りお伝えしていきます。
このニュースレターでは、WORK SMILE LABOの日常や新たな取り組み、時には失敗談も含め、ありのままの姿をお届けしていきます。皆様に私たちを少しでも身近に感じていただき、弊社担当との会話のきっかけや、「ワクスマの会社を見学してみたい」と思っていただければ幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社WORK SMILE LABO
代表取締役社長 石井 聖博
CONTENTS
P2 働き方のヒント|いま、「雇用」のリスクが上がっていると感じませんか?
P3 どう変えたか|フリーランスを核に、一人あたり粗利は約1.6倍に。
P4 お客様の声|株式会社MJカンパニー 渋谷 智也 様
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働き方のヒント
いま、「雇用」のリスクが
上がっていると感じませんか?
「人が採れない・採用しても定着しない」正社員中心の組織は、地方ほど構造的な限界を迎えています。募集の出し方を工夫すれば解決する、という段階ではなくなってきました。
そもそも、岡山県の人口は減少局面。
2025年は180万8,664人。ピークだった2005年(195万7,264人)から減り続けています。直近5年(2020→2025)だけでも約8万人(−4.2%)が減少。約8万人は、市がひとつ消えるくらいの規模です。募集をかける相手の母集団そのものが、年々小さくなっています。
195.7万人(ピーク)
180.9万人
−79,768人
減少幅は過去最大(直近5年 2020→2025)
−4.2%
減少率も過去最大(直近5年 2020→2025)
人を増やすほど、積み上がるもの
1 採用コストはかかるのに、定着しない
求人費、面接の時間、教育の数か月。残るのはそれだけで、しかも一度では終わりません。
2 地方は、そもそも母集団が少ない
同じ職種を同じ条件で探す会社は、岡山にも他にあります。限られた人数の奪い合いです。
3 働き方をめぐるトラブルへの備え
相談の窓口と、やり取りの記録。起きてから整えるのでは間に合いません。
4 辞めるときにも、備えが要る
就業規則、引き継ぎ、貸与物。辞める場面まで見越して整えることになります。
まず、コストと役割を分け直してください
採用に頼らずに、人材不足で負けない形をつくる。そのために置いた軸は2つでした。人を「増やすか、増やさないか」ではなく、どの仕事を誰に預けるかで考えます。
正社員は固定費。
プロ人材は変動費。
正社員
パート 仕事の量にかかわらず、毎月出ていく費用です。だからこそ、継続して組織を支える仕事に充てます。
プロ
人材 必要なときに、必要なぶんだけ。繁閑の波を固定費で受け止めなくてよくなりました。
スキルはプロ人材。
企業文化は社員が創る。
正社員
パート 理念の体現者であり、伝え手です。お客様の前に立つ仕事も、社員が担います。
プロ
人材 高度な専門性の担い手です。設計から実行まで、必要な時間だけ動いていただきます。
どちらが上でも下でもなく、お互いを補完する組織へ。
この考え方でやってみた結果を、右のページ(日本経済新聞に載せていただいた話)でご紹介します。
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どう変えたか
フリーランスを核に、
一人あたり粗利は約1.6倍に。
2026年5月29日の日本経済新聞朝刊で紹介いただきました
弊社は2024年から、社員を補充するのではなく、雇用のかたちそのものを設計し直しました。いまは社員23名に対して、24名のプロ人材が遠隔で働いています。もともと社員数は30名でしたから、頭数だけを見れば減っています。それでも回るどころか、以前より仕事の幅は広がりました。募集をやめたわけではありません。「この仕事は、必ずしも社員でなくても進む」と気づいたところから、任せ方を変えていったのです。
① 先に、働く環境を整えた
「人を増やす前に、まず環境を」。ここを飛ばしては、どれだけ人を呼んでも長く続きません。
連絡のコツ、クラウド活用術、セキュリティの守り方など、これまで培ったノウハウを自社でも徹底し、誰もが安心して働ける土台を整えました。
実は、2016年にはテレワーク先駆者百選、2018年には総務大臣賞もいただきました。その実績が、今では遠隔で働くプロ人材にもそのまま生きているのです。
② 仕事のルールを、言葉にした
誰が何をどこまで担うのか。連絡はどの手段で、いつまでに返すのか。役割分担と就業のルールを、文章にして渡しました。
業務委託である以上、時間で縛ることはできません。成果物と納期で握る。この切り替えは、任せる社内の側にこそ必要でした。勤怠の管理も社員とは分けています。曖昧なまま走ると、あとから双方が困ることになります。
③ 任せる範囲を、広げた
単に作業を外部へ依頼するだけでなく、DX支援の専任チームを立ち上げ、プロ人材にはリーダーの役割もお任せしています。
現在は複数の部門でプロ人材が活躍しており、社員はマネージャーとして全体を見渡し、プロ人材が実務を担う。この仕組みに移行したことで、社員自身にも「任せる力」が培われました。また、地方の中小企業に貢献したいと考える優秀な人材は、私たちの想像以上に多く集まっています。
日本中に、一緒に働く仲間がいます
木場
香川県
チームリーダー
丸山
埼玉県
開発担当
豊福
福岡県
助成金申請担当
甲斐
宮崎県
HP担当
櫻田
東京都
経理担当
田中
岡山県
採用支援担当
DX支援、マーケティング、経理、採用支援など、24名のプロ人材が実務を担っています(写真は一部の方です)。
実際の成果
採用手数料(前年比)
658万円削減
離職率
20%→4.5%
一人あたり粗利(対前年・2026年上期)
約160%
社員数はもともとの30名から23名に、かわりにプロ人材が24名です(2026年6月時点)。人数を戻したのではなく、かたちが変わりました。売上は横ばい、一人あたり粗利は約1.6倍に伸びています。
この組織体系を「ハイブリッド組織」と呼んでいます。ご興味があれば、QRコードからご質問ください。
ワークスマイルラボ通信 3
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お客様に直接インタビューしました
VOICE 01
株式会社MJカンパニー
代表取締役 渋谷 智也 様
MESSAGE
ハイブリッド組織構築は、
中小企業のこれからの
働き方になると思う。
「外に出したら高くつく」。そう思っていました。
株式会社MJカンパニーとは
私たちが掲げているのは「『痛み』のない国は幸せです」という言葉で、開発・販売しているのは、吸いながらほぐす医療健康機器「メディセル」です。押すのではなく、吸ってほぐす。その場で、筋肉からくる痛みや張りが楽になります。
押してほぐす機器は昔からありますが、力を込めて押すやり方は、年齢や体格によっては負担になることもあります。吸って、皮膚と筋膜のあいだをゆるめる。そこに私たちは可能性を感じました。
お使いいただいているのは、医療機関や治療院、整骨院、サロン、スポーツクラブ。プロのアスリートにも、いまは一般の企業にも広がりました。怪我をしてからでは遅いので、張りや痛みが出た段階で手を打つ。予防のための機器です。
本社は岡山市南区、東京にも拠点があります。ワクスマの石井社長とは、経営の勉強会で出会いました。
ハイブリッド組織を入れて、どうなったか
ここ数年、人が辞めては、また採って、そして教える。その繰り返しでした。教えたところで続くかどうかは分からず、出張も増え、働き方そのものを変えないと立ち行かないと感じていました。
そんなときに聞いたのが、石井社長のハイブリッド組織の話でしたが、正直なところ、半信半疑でした。デザインも映像も、外に出せば高くつくと思い込んでいましたから。
まず出したのは、チラシやパンフレット、動画といった制作物です。社内で慣れない作業に時間をかけるより、その分野が得意な方に任せたほうが早いと考えました。早いだけではありません。費用も、一般的に頼んだ場合よりかなり抑えられています。
次は事務です。1人に集中していた仕事にサポートへ入っていただき、処理のスピードが上がりました。
やってみて分かったのは、面接だけでは分からない、ということでした。実際に作っていただくと、期待以上の方と、そうでない方がはっきり分かれます。だからこそ、まずは試験的に。ここが、社員を採用するときとは大きく違うところでした。
課題もあります。役割と権限と責任を決めておかないと、せっかくお願いしても活かしきれません。それでも私は、これが中小企業の、これからの働き方になると思っています。
代表取締役 渋谷 智也
株式会社MJカンパニー
Medicell
医療健康機器「メディセル」の開発・販売。
岡山市南区西市308-6
mj-company.co.jp
発行:株式会社WORK SMILE LABO
〒702-8035 岡山県岡山市南区福浜町15-10
TEL 086-263-2113 FAX 086-263-2605 wakusuma.com
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