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SANKYO通信 NEO
2026.2 Vol.19
良いも悪いも使い手次第
サンキョウ テクノスタッフ 公式キャラクター「もあちゃん」
DX化の進展により、利便性や即時性が高まる一方で、機密性をおろそかにしていないでしょうか?
近年では高度なデジタル技術を悪用した詐欺が横行し、多くの人や企業が被害に遭っています。「自分は大丈夫」と思っていても、実際に同様の場面に直面したとき、正常な判断ができるとは限りません。
今号では、被害拡大が懸念されるビジネスメール詐欺について注意喚起し、皆さまに対策の重要性をお伝えします。
そのやり取り、大丈夫ですか!?詐欺メールの対処法
このごろ流行りの…
ビジネスメール詐欺:BEC(Business Email Compromise)
実在する企業の代表者や社員を装い、電子メールを用いて、口座情報の提供や現金の振り込みを要求する詐欺です。
昨年12月中旬より、全国的に『社長』を装った迷惑メールが多発しています!
既に十数件の会社が騙され、被害額は億単位にものぼる事態に…。
文面・手口の特徴 弊社にも来ました!!
● 普段とは異なるメールアドレスからの発信
● 「今いますか?」など反射的に返信しやすい文面
● 緊急性の高さを強調し、対応を急がせる
● LINEなど、他のSNSへの誘導を行う
ビジネスメール詐欺 事例集 https://www.ipa.go.jp/security/bec/bec.cases.html
年々増加している犯罪数
ネット環境が普及し、在宅勤務など社外アクセスが常態化したことで、ログインに便乗したシステム侵入のリスクが高まっています。さらにクラウドやアプリ連携により、連鎖的被害が生じやすくなっています。
またAI生成による、判別困難な文書の偽装も、犯罪を助長させています。
国内のサイバー犯罪検挙数
2018 9,040
2019 9,519
2020 9,875
2021 12,209
2022 12,369
2023 12,479
2024 13,164
検挙数だけでも1日あたり約40件
警察庁 令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/cybersecurity/data/R6/R06.cyber.jousei.pdf
詐欺に応じてしまう本質的な問題
当事者個人の危機管理能力をもさることながら、企業自体の業務に対する風潮や、管理体制も密接にかかわっています。
■ 人的要因
・先入観による判断力の鈍化
・セキュリティ知識不足
・社内コミュニケーションの希薄化
■ プロセス設計の脆弱性
・権限の集中や独断決裁
・承認フローの不備
・例外対応への検証欠如
■ 組織文化・ガバナンスの問題
・セキュリティ投資の後回し
・効率重視による確認不足
・学習・改善の不継続 など…
独立行政法人 情報処理推進機構より
ビジネスメール詐欺 注意喚起ポスター
詐欺を未然に防止した事例
case1 役員なりすましの緊急送金依頼を阻止
背景:代表者名義で「本日中に多額送金」を求めるメール&「送金指示書.pdf」が届いた
兆候:
➤ 社内署名様式の不一致
➤ 社内規則外のファイル名
対処:
承認フロー徹底
✓ 緊急でも二段階以上の承認+即時反映禁止
本人確認
✓ 社内チャットと内線で役員本人に確認
case2 請求書PDFのメタデータ確認で偽装検知
背景:定期的に受領している取引先企業の請求書PDFが、普段と同じ金額・レイアウトで届いた
兆候:
➤ ファイル名のパターンが過去の様式と酷似
対処:
ルール徹底
✓ PDFの「作成者・作成ツール・作成日時」を確認
✓ レイアウトの微差を比較
本人確認
✓ 担当者と電話連絡にて事実確認
常用している連絡先への確認行為は、初歩的かつ効果的な防止策です。
また、標的化されないためには、システム面の整備・強化が不可欠です。
時代に沿って手口は変わる
詐欺の手口は無数に増え続けます。既知のパターンに該当していなくても、安全と断定してはいけません。会社や社員、関係者を守るためにも、コンプライアンス意識を高め、管理体制を日々見直すことが大切です。
弊社は、各種事例の情報収集に努め、皆様にご共有いたします。
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