2026年8月号
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BUSINESS CYBORG
MONTHLY BUSINESS CYBORG NEWS
山本 智也
月刊 ビジネスサイボーグ通信
今月の見どころ
事業に、"代名詞"ができました
分かりやすさは最強の集客装置
名乗るマーケティングの威力
プロフィールで仕事が取れる
2026
8月
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MONTHLY BUSINESS CYBORG NEWS
こんにちは、山本智也です。
いつも「ビジネスサイボーグ通信」を読んでくださり、ありがとうございます。
今月号は、少し個人的な、でも私にとってはビジネス上とても大事な報告からスタートします。
「何をやっている人なのか」を一言で伝えるための、事業内容の"代名詞"ができた、という話です。
たかが名乗り方、されど名乗り方。
今月はこの一点を、じっくり掘り下げてお伝えしていきます。
INTRO
巻頭挨拶 ― 8月の始まりに
読者の皆さま、こんにちは。
山本智也です。
今年も8月がやってきました。
私の周りでは、夏の暑さそのものよりも「下半期に向けてどう仕掛けるか」で頭がいっぱいの経営者・起業家の方が多い印象です。
皆さまの会社では、上半期の振り返りは済みましたでしょうか。
1月から7月までを振り返ると、早いもので今年ももう半分以上が過ぎたことになります。
毎年この時期になると、私は決まって「今年の頭に立てた目標に対して、今どのくらいの位置にいるか」を棚卸しするようにしています。
数字の進捗はもちろんですが、それ以上に見つめ直すのは「自分の見せ方」や「発信の軸」がぶれていないかどうかです。
私自身も、この夏をひとつの節目にしようと決めていました。
YouTubeチャンネル「山本智也【ビジネスサイボーグ】」を運営しながら、事業プロデューサーとして日々いろいろな経営者の方とご一緒させていただく中で、「自分自身の見せ方」について、ずっと引っかかっていたことがあったのです。
それは「事業内容をどう説明するか」という点です。
今月号は、この事業説明の切り口を新しくした経緯と、そこから読者の皆さまにも参考にしていただきたい「分かりやすさ」の作り方について、たっぷりお伝えしていきます。
暑い時期ですが、ビジネスの手を止めずに、一緒に頭の中を整理していきましょう。
毎月このニュースレターでは、私が事業のプロデュースやSNS運用の現場で得た気づきを、できるだけ実践的な形でお届けするようにしています。
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今月は特に、皆さまご自身の日々のビジネスにすぐ持ち帰っていただける内容になったと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。
特に今回のテーマは、「今すぐ、誰でも手をつけられる」という点で、これまでの号の中でも取り入れやすい内容だと自負しています。
新しい設備投資も、大きな人員採用も必要ありません。
必要なのは、これまでの自分の活動を一度棚卸しして、言葉を選び直す時間だけです。
それでいて、事業に与えるインパクトは決して小さくありません。
ぜひご自身のビジネスに置き換えながら読み進めてみてください。
今月のお知らせ
私の事業に、"代名詞"ができました。
来月より、私・山本智也の事業内容を、一言で次のように説明することにします。
これまでの説明
「事業成長の請負人(アドバイザー・コンサルタント・マーケッター)」というふわっとした説明から
これからの代名詞(NEW)
SNSビジネスプロデューサー
なお、YouTubeなどで名乗っている「ビジネスサイボーグ」というハンドルネームはこれまでどおりです。今回変わるのは、事業内容の説明のしかた・名乗り方の一言目であり、活動名そのものではありません。来月号より、この言葉を事業内容の"代名詞"として使わせていただきます。
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CHAPTER 1
なぜ事業の"代名詞"を作ったのか ―
「分かりやすさ」は最強の集客装置
「なぜ今、事業内容の説明を変えるんですか」と聞かれたら、私の答えはシンプルです。
分かりやすさが足りていなかったからです。
これは決して謙遜ではなく、率直な反省でもあります。
事業を運営していると、日々やることが増え、扱う領域も広がっていきます。
それ自体は前向きな変化なのですが、その変化のスピードに、自分自身の「見せ方」のアップデートが追いついていなかった。
今回の代名詞作りは、そのズレを解消するための、いわば棚卸し作業だったと言えます。
私は普段、YouTubeチャンネルの運営や事業のプロデュースを通して、SNSの影響力をどう本物の売上に変えるかを実践し、発信してきました。
おかげさまで、その活動自体には手応えを感じています。
ですが、いざ初対面の方に「何をしている人ですか」と聞かれたとき、一言で返すのに毎回少し悩んでいる自分がいました。
「YouTubeもやっていて、事業のプロデュースもしていて、企業とのコラボもやっていて……」
と説明を重ねるほど、相手の頭の中には「結局この人は何をしてくれる人なんだろう」という霧がかかっていきます。
これは非常にもったいないことだと、ずっと感じていました。
事業内容の説明は「看板」であり「フィルター」である
ビジネスにおける事業内容の説明というのは、単なる自己紹介の飾りではありません。
私はこれを、お店で言うところの「看板」だと捉えています。
看板がぼんやりしていると、目の前を通る人は「何のお店か分からないから」という理由だけで素通りしてしまいます。
どれだけ中身が優れていても、看板が伝わらなければ、そもそも足を止めてもらえないのです。
同時に、これは「フィルター」でもあります。
分かりやすい代名詞を掲げれば、それを見た瞬間に「この人に相談したい」と思う人が寄ってきますし、逆に「自分には関係ない」と思う人は自然と離れていきます。
これは決して悪いことではありません。
むしろ、限られた時間の中で理想のお客様とだけ向き合うために、このフィルターは積極的に活用すべきものだと私は考えています。
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▲ 看板は、分かる人を集め、合わない人を離す
経営者や事業プロデューサーという立場になると、日々の時間は本当に限られています。
その中で、自分に合わないご相談への対応に時間を割いてしまうと、本当に力になれるはずの相手に十分な時間を割けなくなってしまいます。
事業内容の説明というフィルターを正しく機能させることは、単なる集客の工夫にとどまらず、自分の時間とエネルギーを正しい相手に配分するための、経営そのものの一部だと言えます。
これまでの私の事業説明は、「事業を成長させるための請負人」、いわゆるアドバイザー・コンサルタント・マーケッターといった、ふわっとした形のものでした。
活動の実態を広く含めようとするあまり、かえって「結局何をする人か」が伝わりにくくなっていたのです。
実績や活動の幅を正確に表そうとすればするほど、言葉は長く、複雑になっていく。
これはビジネスプロフィールにおいて、多くの方が陥りがちな罠でもあります。
正確さを追求した結果、分かりやすさを失ってしまうのです。
これは私だけの話ではなく、多くの経営者・起業家に共通する悩みだと思います。
事業を始めたばかりの頃は、事業の説明もシンプルだったはずです。
ところが事業が成長し、扱う領域が広がり、実績が積み上がっていくにつれて、その説明にもあれこれと情報を足したくなってしまう。
気づけば、名刺の裏にまで説明を書かなければ伝わらないような、複雑な自己紹介になっていた、という経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
事業が成長すること自体は、もちろん喜ばしいことです。
ただし、その成長に事業説明までもを比例させて複雑にしてしまうと、本来伝えたかったはずの価値が、情報の渋滞の中に埋もれてしまいます。
成長すればするほど、実は事業内容の説明は「削ぎ落とす」方向に整える必要がある。
これが、今回私が痛感したことのひとつです。
そこで私は思い切って、自分がやっていることの中で最も価値を感じてもらえる核の部分だけを取り出し、それを一言で言い切ることにしました。
それが「SNSビジネスプロデューサー」です。
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SNSを活用して、ビジネスをプロデュースする人。
ただそれだけです。
シンプルにしすぎではないかと迷った時期もありましたが、結論として、このシンプルさこそが武器になると確信しています。
「正確」より「伝わる」を優先する勇気
この代名詞を決める過程で、私は何度も自問しました。
「これだけで、自分の仕事の広さを表現しきれるだろうか」と。
答えは、正直「表現しきれない」です。
ですが、ここで大事なのは、表現しきることを目的にしないという割り切りです。
ビジネスの現場でよく見かけるのが、「正確に伝えよう」とするあまり、結果的に何も伝わらなくなっている事業説明やプロフィールです。
あれもできる、これもできる、と情報を積み重ねた結果、読み手からすると「結局この人の強みは何なのか」が分からなくなってしまう。
これは非常にもったいない状態です。
私は経営者・事業プロデューサーという立場上、日々いろいろな方の自己紹介やプロフィールを目にする機会があります。
その中で感じるのは、優秀な方ほど「自分の仕事の幅広さ」を正直に伝えようとしてしまい、結果として看板がぼやけてしまっているケースが多いということです。
実力があるのに、その実力に見合った依頼が来ていない方を見ると、いつも「名乗り方を整えるだけで景色が変わるのに」と感じてしまいます。
だからこそ私は、自分自身がその見本になろうと思いました。
「正確さ」よりも「伝わりやすさ」を優先し、思い切って事業内容の説明を絞り込む。
今回の代名詞作りは、その実践の第一歩でもあります。
CHAPTER 2
事業内容の説明は「名乗るマーケティング」ー
認知が理想のクライアントを連れてくる
ここからは、事業内容の説明を新しくしたことの本当の狙いについてお話しします。
単に自己紹介をスッキリさせたい、という話ではありません。
これは私にとって、明確な戦略です。
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「◯◯な人」という認知が、向こうから歩いてくる
考えてみてください。
「SNSを活用してビジネスをプロデュースする人」だという認知が世の中に広がれば、何が起きるでしょうか。
答えは単純で、「SNSを活用してビジネスをプロデュースしてほしい人」が、自然と私のところに集まってくるようになります。
これは偶然でも運でもなく、構造として起きる現象です。
人は困りごとを抱えたとき、頭の中で「これができそうな人」を検索します。
その検索窓に引っかかるかどうかは、その人の実力そのものより先に、「その人がどう名乗っているか」で決まることがほとんどです。
どれだけ優れた実績を持っていても、名乗り方が曖昧であれば、その検索窓には引っかかりません。
はっきり名乗る 認知が広がる 理想の顧客が
集まる
▲ 名乗る→認知→理想の顧客が集まる
逆に言えば、事業内容の説明というのは、自分から動いて営業をかけなくても、理想のクライアントを「イメージで」引き寄せるための導線だということです。
私はこれを「名乗るマーケティング」と呼んでいます。
派手な広告費をかけなくても、正しい言葉で正しく名乗り続けるだけで、向こうから「まさにそれをお願いしたかったんです」という人がやってくる。
これほど効率のいい集客装置は、なかなかありません。
事業内容の説明は「実態の説明」ではなく「印象の設計」
ここで大事な考え方をひとつお伝えします。
事業内容の説明というのは、自分の業務内容をもれなく正確に説明するための文章ではありません。
相手の頭の中に、狙った印象を一瞬で作るための「設計図」です。
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私は事業のプロデュースの他にも、YouTubeチャンネルの運営、企業とのコラボレーション、影響力に関する情報発信など、複数のことをしています。
それら全部を一言の説明に詰め込むこともできますが、それをやると、看板としての機能を失います。
だからこそ、数ある活動の中から「相手に一番伝えたい価値」だけを選び抜いて、それを一行の代名詞に凝縮する。
これが事業内容の説明作りの本質です。
「SNSビジネスプロデューサー」という代名詞は、私がやっていることの全てを説明してはいません。
ですが、私が最も価値を提供できる核心と、私に相談したいと思ってほしい相手のイメージを、一瞬で伝えることができます。
これで十分なのです。
むしろ、これ以上の情報は、名刺交換のあとの会話やプロフィール文で補えばいい話です。
「誰にでも」を狙うと、「誰にも」届かなくなる
事業内容の説明を考えるとき、多くの方が無意識にやってしまうのが、「できるだけ多くの人に興味を持ってもらいたい」という発想から言葉を選ぶことです。
気持ちはよく分かります。
誰しも、間口を狭めることには抵抗があるものです。
せっかく興味を持ってくれるかもしれない人を、自ら遠ざけてしまうのではないかという不安がよぎります。
しかし実際には、逆のことが起きます。
全方位に向けて作られた事業説明は、誰の心にも強く刺さりません。
「なんでもできます」という看板を見て、「まさに自分のためのお店だ」と感じる人はいないのです。
人は、自分ごととして感じられる、具体的で狭い言葉にこそ反応します。
誰にでも=誰にも刺さらない
狭く絞ると深く刺さる
▲ 「誰にでも」は誰にも刺さらない/狭く絞ると深く刺さる
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私が「SNSビジネスプロデューサー」と名乗ることで、興味を持たなくなる方も、もちろん一定数いるでしょう。
ですが、それでいいのです。
むしろ、それによって「SNSを使って事業を伸ばしたい」という、私が本当に力になれる方たちからの反応が、これまで以上にクリアに返ってくるようになると考えています。
広く浅く知られることより、狭く深く「必要とされる」ことのほうが、事業のプロデュースという仕事においては、圧倒的に価値が高いのです。
認知は「量」より「解像度」で決まる
もうひとつ大事な視点があります。
それは、認知というものは単純な「知られている人数」だけで測れるものではない、ということです。
100人のうち100人が「あの人、なんかすごい人らしい」とぼんやり知っている状態より、100人のうち10人が「あの人はSNSでビジネスをプロデュースしてくれる人だ」と明確に理解している状態のほうが、ビジネスにおいては圧倒的に価値があります。
前者はどれだけ人数が多くても、実際の相談や依頼にはつながりにくい「ぼんやりとした認知」です。
後者は人数こそ少なくても、具体的な行動――つまり「相談してみよう」「依頼してみよう」という一歩につながる「解像度の高い認知」です。
事業内容の説明を分かりやすくするという行為は、まさにこの解像度を上げる作業に他なりません。
▲ 認知は「量」より「解像度」。少数でも明確に理解されることが力になる
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営業をしなくても、営業が完了している状態を作る
私がこの「名乗るマーケティング」という考え方にたどり着いたのは、日々のご縁の中で「なぜかいつも、こちらから売り込む前に話が進んでいく」という感覚があったからです。
振り返ってみると、それは私の口が上手いからでも、特別な営業テクニックを持っているからでもありませんでした。
単純に、相手が私に会う前の段階で、「この人にはこういうことを相談できそうだ」というイメージをすでに持ってくれていたから、話が早かったのです。
これはつまり、実際に会話をする前の段階、SNSのプロフィール欄や紹介文を見た瞬間に、営業の8割が終わっているということです。
多くの方は「営業」と聞くと、対面での説得やクロージングのテクニックを思い浮かべますが、私はむしろ、会う前の「印象設計」のほうが何倍も重要だと考えています。
事業内容の説明を整えるということは、この「会う前の営業」を仕込む作業です。
日々忙しく事業を営んでいる経営者・起業家の皆さまにとって、これほどレバレッジの効く投資は、なかなか他にないのではないかと思います。
一度整えてしまえば、あとは自分が寝ている間も、旅行に出かけている間も、その代名詞とプロフィールが黙々と働き続けてくれるのです。
事業内容の代名詞を作ることは「宣言」でもある
もうひとつ、事業内容の説明を新しくすることには見落とされがちな効果があります。
それは、周囲だけでなく自分自身に対する「宣言」としての機能です。
「SNSビジネスプロデューサー」と名乗ると決めた瞬間から、私自身の中で「その名にふさわしい仕事をしよう」という意識が強くなりました。
事業内容の代名詞というのは、外向けの看板であると同時に、内側に向けた覚悟表明でもあります。
中途半端な仕事をしていては、その言葉に嘘をつくことになる。
そう自分を追い込むことで、日々の仕事の質にも自然と緊張感が生まれます。
これは、事業内容の説明を新しくすることの副産物のようでいて、実は非常に大きな効果だと私は感じています。
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外向けの看板
相手に伝わる
内向きの宣言
自分への覚悟
▲ 事業内容の説明は外向けの看板であり、内向きの宣言
CHAPTER 3
プロフィールを整えるだけで、仕事が取れてしまう話
ここまで事業内容の説明・代名詞の話をしてきましたが、それと合わせて整えておきたいのが「ビジネスプロフィール」です。
事業内容の代名詞が看板だとすれば、プロフィールはその看板の裏にある、もう少し詳しいメニュー表のようなものです。
正直なところ、私はこのビジネスプロフィールという仕組みを、非常に効率のいい営業ツールだと捉えています。
一度きちんと作り込んでおけば、あとは「その話をするだけ」で、仕事につながることが少なくありません。
初対面の場で自己紹介として使い回せますし、SNSのプロフィール欄に貼っておけば24時間働いてくれます。
何度も同じ説明を作り直す必要がなく、非常に再現性が高いのです。
ビジネスプロフィールを構成する3つの要素
では、仕事が取れるビジネスプロフィールとは、具体的にどう作ればいいのでしょうか。
私は次の3つの要素に分解して考えるようにしています。
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1 何をする人か
2 誰のためか
3 実績の見せ方
▲ ビジネスプロフィールを構成する3要素
①何をする人か─事業内容の代名詞と直結する部分です。
相手が読んだ瞬間に「つまり何をしてくれる人か」がイメージできる言葉を選びます。
専門用語や社内用語は避け、業界の外の人が聞いても分かる言葉に翻訳することが大切です。
②誰のためか─「どんな悩みを抱えた、どんな立場の人に向けたサービスか」を明確にします。
ここが曖昧だと、せっかく①で興味を持ってもらっても、「自分に関係あることなのか」が伝わらず離脱されてしまいます。
逆にここを絞り込むほど、該当する人には強く刺さります。
③実績の見せ方─信頼を裏付ける材料です。
ただし、ここで大事なのは「実績を並べること」自体が目的ではなく、①と②で作ったイメージを補強するために実績を使う、という順番です。
実績が先に来ると自慢のように響きますが、①②のあとに添えると「なるほど、だから任せられそうだ」という納得に変わります。
この3つを、この順番で並べる。
それだけで、プロフィールは驚くほど「刺さる」ものに変わります。
多くの方のプロフィールを見ていて感じるのは、実績を先頭に持ってきてしまっているケースが非常に多いということです。
実績は大事な情報ですが、それは「何をする人か」「誰のためか」が伝わったあとに効いてくる、いわば後押しの材料だと私は考えています。
プロフィールは「一度作れば資産になる」
もうひとつお伝えしたいのは、プロフィールというのは一度磨き上げれば、それ自体が資産になるということです。
営業の場面、SNSのプロフィール欄、講演やセミナーでの紹介文、名刺、メディアからの取材依
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頼への回答など、あらゆる場所で同じ言葉を使い回せます。
つまり、プロフィールを整える作業は「一度きりの投資」でありながら、その後何度も効果を発揮し続ける「複利のきく資産」なのです。
私が事業内容の代名詞とプロフィールにこれほどこだわる理由は、まさにここにあります。
一度言葉を磨いておけば、あとは黙っていても、その言葉が営業をしてくれるようになるからです。
「その話をするだけで仕事が取れる」という感覚
私は日頃、初めてお会いする経営者の方やパートナー候補の方とお話しする機会が多くあります。
そのたびに感じるのは、自己紹介の質によって、その後の商談の温度感が全く変わってくるということです。
整ったビジネスプロフィールを持っていると、自己紹介の場面で相手が「ちょうどそういう人を探していました」「ぜひ一度詳しく聞かせてください」と、こちらから何か営業トークを仕掛けるより前に、前のめりに反応してくれることがあります。
これはまさに、プロフィールという仕組みが勝手に仕事を運んできてくれている状態です。
一方で、プロフィールが整っていないと、同じ実力・同じ実績を持っていても、初対面の場では「ふーん、いろいろやっている人なんですね」という、当たり障りのない反応で終わってしまうことが多いです。
実力の差ではなく、伝え方の差だけで、その後のご縁の広がり方がまるで変わってしまう。
これは非常にもったいないことだと、いつも感じています。
だからこそ私は、プロフィールを「作って終わり」にせず、定期的に見直すことをおすすめしています。
事業のフェーズが変われば、伝えるべき核も変わっていきます。
今回、私自身が事業内容の説明を見直したのも、まさにこのタイミングが来たと判断したからです。
プロフィールは「話すためのカンペ」ではなく「相手の頭の中に置く地図」
プロフィールを作るとき、多くの方は「自分が何を話すか」という視点で言葉を選びがちです。
ですが、本当に効果的なプロフィールというのは、「相手の頭の中にどんな地図を描いてもらうか」という視点で作られています。
たとえば、私が「SNSビジネスプロデューサー」と名乗り、そのあとに「YouTubeチャンネルを軸に事業を伸ばしたい経営者の方向けに、SNSの影響力を実際の売上につなげる仕組みづくりをお手伝いしています」と続けたとします。
この一文を聞いた瞬間、相手の頭の中には「SNSを使って売上を伸ばしたい経営者が、山本さんに相談している」という具体的な情景が浮かびます。
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この情景こそが、地図です。
相手の頭の中に地図を描く
▲ 相手の頭の中に「地図」を描く
地図が具体的であればあるほど、相手は「自分もその地図の中に入れるかどうか」を瞬時に判断できます。
当てはまると感じれば、自然と「実は私も相談したくて」という言葉が出てきますし、当てはまらないと感じれば、静かに興味を引っ込めます。
どちらであっても、それは正しい反応です。
プロフィールの役目は、この判断を相手にできるだけ早く、できるだけ正確にしてもらうことにあります。
実績は「量」ではなく「文脈」で見せる
先ほど3つの要素の3番目に挙げた「実績の見せ方」について、もう少し掘り下げます。
実績を並べるとき、つい「できるだけ多く、できるだけ大きな数字を見せたい」という気持ちになりがちですが、私はそこに落とし穴があると考えています。
実績は、羅列すればするほど効果が高まるものではありません。
むしろ大切なのは、①で示した「何をする人か」、②で示した「誰のためか」という文脈に沿った実績を、厳選して見せることです。
文脈に合わない実績をどれだけ並べても、相手の頭の中の地図はかえってぼやけてしまいます。
逆に、文脈にぴったり合う実績がひとつでもあれば、それだけで強い説得力を持ちます。
量より文脈。
この意識を持つだけで、プロフィールにおける実績欄の見せ方は大きく変わるはずです。
ぜひ皆さまも、ご自身の実績を並べる前に、「この実績は、自分が伝えたい核とつながっているか」を一度確認してみてください。
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CHAPTER 4
実例コーナー ―
少ないフォロワーでも売上が立つ理由
「事業内容の説明やプロフィールを整えるだけで、本当にそんなに変わるものなのか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ここで少し、私自身とご一緒させていただいている事業の実例をご紹介します。
ポイントは、どちらも「フォロワー数が多いから売れている」わけではない、ということです。
山本智也【ビジネスサイボーグ】
3,390人
2026年7月10日現在の登録者数。決して大きな数字ではありませんが、チャンネル立ち上げから1年で約1億円の売上につながっています。
再エネチャンネル(太陽光・蓄電池)
約700人
2026年7月現在の登録者数。それでも立ち上げからわずか3ヶ月で、見込み受注額100億円という規模の成果につながっています。
いずれも、世の中でよく言われる「フォロワー数が多いほど売れる」というイメージとは、少し違う結果です。
なぜこのようなことが起きるのか。
私はここに、今回お伝えしてきた「事業内容の代名詞」と「プロフィール」の力が大きく関係していると考えています。
100人がぼんやり知っている
10人が明確に理解している
量より解像度
▲ 量より解像度―少人数でも濃く伝わる
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「誰に向けたチャンネルか」が明確だと、少人数でも刺さる
この再エネチャンネルは、扱っているテーマ自体が非常に専門的で、視聴する人を選びます。
しかし、だからこそ「誰のためのチャンネルか」が明確です。
系統用蓄電池という商材に興味・関心を持つ人にとっては、登録者が700人であろうと、そこに
ある情報の価値は揺らぎません。
むしろ、視聴者の解像度が高いからこそ、大きな商談につながりやすいという側面があります。
私自身のチャンネルも同じです。
「山本智也【ビジネスサイボーグ】」という名前とそこで発信している内容によって、「この人
は事業や発信について相談できそうだ」という印象を持ってくださる方が集まってきます。
母数の大きさよりも、「誰が、何を求めて集まっているか」という質のほうが、売上に直結して
いるというのが、私の実感です。
フォロワー数は「どれだけ多くの人に届いているか」の指標にすぎません。売上に効い
てくるのは、「どれだけ狙った相手にちゃんと届いているか」です。だからこそ、事業
内容の代名詞やチャンネルの打ち出し方で「誰に向けた発信か」を明確にすることが、
フォロワー数以上に重要になります。
「専門性が高いテーマ」ほど、看板の明確さがものを言う
系統用蓄電池という商材は、多くの方にとって馴染みのないテーマだと思います。
しかし、だからこそ強いのです。
専門性が高く、一般には広く知られていないテーマであるほど、「これはまさに自分が知りたか
った情報だ」と感じたときの視聴者の反応は強くなります。
広く浅いテーマでは埋もれてしまう発信も、狭く深いテーマであれば、その分野を必要としてい
る人にまっすぐ届きます。
これは、私たちが日々の事業のプロデュースにおいても、常に意識している考え方です。
テーマを絞り込むこと、発信する相手を絞り込むこと、そして自分自身の名乗り方を絞り込むこ
と。
この3つが揃ったとき、たとえ登録者数が少なくても、大きな成果につながる土壌が整います。
この再エネチャンネルの「立ち上げ3ヶ月で見込み受注額100億円」という結果は、まさにこの土
壌の上に生まれたものだと考えています。
私自身のチャンネル運営においても、同じことが言えます。
「山本智也【ビジネスサイボーグ】」というチャンネルは、事業やSNS活用に本気で向き合って
いる方に向けた発信を続けてきました。
誰にでも受けるような話題に流されず、届けたい相手にまっすぐ届く内容にこだわり続けたこと
が、チャンネル立ち上げから1年で約1億円という売上につながった大きな要因だと振り返ってい
ます。
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今回、私が事業内容の説明を「SNSビジネスプロデューサー」という代名詞に整えたのも、まさにこの発想の延長線上にあります。
数を追うのではなく、狙った相手に確実に届く看板を掲げる。
これが、これからの時代のSNS活用における、非常に重要な視点だと考えています。
数字を追いかける前に、看板を整える
SNSを事業に活かしたいという相談を受けるとき、多くの方がまず気にするのは「どうやってフォロワーを増やすか」です。
もちろんフォロワー数が増えることには意味がありますが、私はいつも「その前に、看板は整っていますか」とお聞きするようにしています。
看板が曖昧なまま数字だけを追いかけると、せっかく集まった視聴者やフォロワーの中に、本来ターゲットではない層が大量に混ざってしまいます。
そうなると、いくら数字が伸びても、実際の商談や売上にはつながりにくいという状態に陥りがちです。
逆に、看板さえしっかりしていれば、たとえ規模が小さくても、そこに集まる一人ひとりが「濃い見込み客」になります。
今回ご紹介した2つのチャンネルは、まさにこの「看板の力」を体現していると思います。
数字の大きさに惑わされず、「誰に、何を届けるためのチャンネルか」を明確にする。
これがSNSをビジネスに活かすうえでの、最初の一歩であり、実は一番大切な土台なのです。
▲ 看板(明確な代名詞)を整えることが、成果の積み上がる土台になる
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編集後記
事業の"代名詞"を決めるのは、少し勇気がいることでした
毎号この編集後記では、本編では書ききれなかった、少し個人的な思いをお伝えするようにしています。
今月はまさに、本編の内容そのものが個人的な決断の報告だったので、いつも以上に率直な気持ちを、飾らずに綴ってみたいと思います。
▲ 事業内容の説明は、相手に向けて掲げる一本の旗
正直に言うと、事業内容の説明を一言に絞り込むという決断には、少しの勇気が必要でした。
これまでの、いろいろな要素を含んだふわっとした説明の仕方にも愛着がありましたし、変えることで「一貫性がない」と思われないだろうか、という不安も正直ありました。
長年使ってきた言い回しを手放すのは、想像していた以上に寂しさを伴う作業でもありました。
ですが、今回改めて自分の活動を棚卸しして、「相手にとって一番分かりやすく、一番価値を感じてもらえる自分の姿は何か」を考え抜いた結果、今の私には「SNSビジネスプロデューサー」という代名詞が一番しっくりくる、という結論に至りました。
過去の実績を否定するものでは全くなく、むしろこれまでの活動の延長線上に、この言葉があると思っています。
悩んだ末に出した結論だからこそ、今は不思議と迷いなく、この新しい代名詞を掲げられそうです。
もちろん、YouTubeなどで名乗っている「ビジネスサイボーグ」というハンドルネームは、これからも変わりません。
今回変えたのは、あくまで事業内容の説明のしかたです。
今月号でお伝えしたことは、私自身の話であると同時に、皆さまのビジネスにもそのまま応用できる考え方だと思っています。
事業内容の代名詞やプロフィールというのは、一度整えてしまえば、あとはずっと働き続けてく
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れる資産です。
ぜひこの機会に、皆さまご自身の「一行」を見つけていただけたら嬉しいです。
振り返れば、私自身のこれまでの事業も、常に「どう名乗るか」「どう伝えるか」を試行錯誤し続けてきた歴史でもありました。
今回の代名詞作りも、その試行錯誤のひとつの到達点であり、同時に新しい出発点でもあります。
完成形だとは思っていません。
事業のフェーズが進めば、また名乗り方を見直すタイミングが来るかもしれません。
ですが、そのときそのときで「今の自分が、相手に一番分かりやすく価値を届けられる名乗り方は何か」を問い続ける姿勢こそが、大切なのだと思っています。
来月からは、この新しい代名詞とともに、より一層皆さまのお役に立てる発信を続けていきます。
今後とも「ビジネスサイボーグ通信」、そして山本智也をどうぞよろしくお願いいたします。
今回のニュースレターを書きながら、改めて感じたことがあります。
それは、事業内容の説明というのは「今の自分を固定するもの」ではなく、「今の自分が一番役に立てる相手に向けて掲げる旗」だということです。
事業のフェーズが変われば、旗の掲げ方も変わっていく。
これは決して一貫性がないことではなく、むしろ常に相手にとっての分かりやすさを更新し続けている証だと、今は前向きに捉えています。
皆さまの中にも、「今の事業説明やプロフィールが、今の事業のフェーズに合っていないかもしれない」と感じている方がいらっしゃるかもしれません。
もしそうであれば、ぜひこれをきっかけに、一度立ち止まって見直してみてください。
たった一行の言葉を変えるだけで、集まってくる相手が変わり、事業の広がり方そのものが変わっていく。
これは決して大げさな話ではなく、私自身が今まさに実感していることです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今月号が、皆さまご自身の言葉を見直す小さなきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
暑さの厳しい時期が続きますが、どうぞご自愛のうえ、良い夏をお過ごしください。
それでは、また来月号でお会いしましょう。
山本智也